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日语留学论文:音楽作品の構成と小説作品の構成について

音楽作品の構成と小説作品の構成について

目次
序章     課題設定の理由

第1章 課題解明の方法
第1節 先行研究の整理
第2節 分析方法

第2章 歌詞作品の分析
1. Bad Morning
2. JACK
3. STELLA
4. GENTLE LAND
5. Foolish Game
6. ZOO
7. LOVIN’ YOU
8. ONE NITE DREAM
9. TWO HEARTS
10. ALONE
11. 僕たちの結婚
12. 言葉はキュークツ
13. 青春小説
14. ボーダレスラブ
15. 嵐の夜に生まれて
16. 天使のわけまえ
17. この頃
18. i like you
19. 恋するために生まれた
20. REAL
21. SLOW

第3章 小説作品の分析
1. ピアニシモ
2. 母なる凪と父なる時化
3. オープンハウス

第4章 分析結果と考察

第5章 結論と今後の課題

参考文献・資料

おわりに
 

 
序章課題設定の理由
卒業論文のテーマを考えるにいたって、まず頭に浮かんだことは「辻仁成をやってみようか」という漠然とした思いだった。
中学3年生の頃に初めて辻仁成の処女作「ピアニシモ」と出会った。書評を読んで興味を持ったのか書店でたまたま見つけたのか、今となっては定かではないが、偶然にも主人公が自分と同年代だったことや同じように転校が多かったこともあり、私はどこかしら主人公に共感を覚えた。幸い虐められた経験は無かったのだが、同じ15歳の少年が抱える悩みやストレスは似かよっていたのかもしれない。その後、片っ端から辻仁成の作品を読み漁り、新作を心待ちにした。
今思い返せば暗い少年時代だったのかもしれない。辻仁成の描き出す登場人物や舞台背景に、うっすらと帯びる寂しさや孤独感に惹かれたのだ。主人公たちは、それぞれ自分自身の抱える悩みや孤独を何とか乗り越えていくのだが、決してあからさまにハッピーエンドというわけではなかった。そのせいか、小説なのだから作られた世界ではあるのだけれども、どこか現実的な感じがして良かったのだと思う。
大学生となった今、かつてのように必死になって辻の作品を読み進めることはなくなったけれど、新作が出ればやはり気になることも確かである。改めて振り返れば、本棚に1番並んでいる名前は辻仁成である。15歳の時とはまた違った視点から見つめなおし、新たな魅力を感じ取れることを期待しながら、辻仁成の作品を扱うことにした。
辻仁成作品のなかでも、以前から興味のあった彼の音楽作品に注目して研究を進めることにした。というのも、ピアニシモの著者紹介に、彼の写真と一緒に次のような文句があったのだ。
「80年、ロックバンドを結成、活躍する。」
辻仁成「ピアニシモ」集英社文庫 1992年

その後の作品には彼の執筆活動についてしか紹介されておらず、処女作にのみ書かれたこの一行に、私は興味を覚えつつもずっと放ったらかしにしていた。調べてみると、彼が率いたバンド「ECHOES」は、10代の少年少女を初め多くの若者の支持を集め、1980年代を通して活躍した。当時音楽活動を行なう者が第一に憧れる「日本武道館でのコンサート」を1991年に成功させた後、惜しまれながらの突然の解散だったようである。今一度辻仁成を捉えなおす上で、成功への道を辿りつつあった元ロックバンド「ECHOES」のボーカリストという経歴に注目し、研究の糸口としたいと考えた。
よって、彼の音楽作品における歌詞作品と小説作品とを絡めることにより、両者に共通した辻仁成の表現特性を解明することが出来るのではないかと考え、この課題を設定した。

第1章課題解明の方法
第1節  先行研究の整理
辻仁成を扱った研究としては、絶対的に数が少ない。そのうえ、濱宏文氏「辻仁成研究」に見受けられるような作家論的なものや、川端隆之氏「辻仁成と現代詩」などにおける文芸詩研究、巽孝之氏「絶対音感文学」などの一作品論が多くを占める。歌詞をメインに取り扱う本研究において、参考となり得るような論文は見当たらず、独自に進めざるを得ない状況である。
第2節 分析方法
分析方法として、本研究では野浪正隆氏の提唱する「物語文の構成分析試案」(以下試案)に則って分析を進めていきたい。 野浪氏は「試案」の中で次のように述べている。
小説・物語文において主題と密接に関る要素は、主人公の心理である。心理に作用し、心理が作用する要素は、主人公の行動と、主人公の心理を「内界」とした場合の「外界」である。(「外界」では、言葉がこなれないので「状況」といいかえよう)
野浪正隆氏「物語文の構成分析試案」
この、「状況・心理・行動」という枠組みで、旧来より小説・物語文における構成の分析に用いられてきた三要素「背景・人物・事件」を捉えなおしてみると、次のように規定できると野浪氏は述べている。
背景= 状況(ただし、主人公・視点人物以外の人物の心理・行動を含む)
人物= 心理・行動(ただし、主人公あるいは視点人物の) 事件= 状況×(心理・行動)

そして、小説・物語文は、「状況・心理・行動」の変化の系列としてとらえることができる。先行文脈によって形成されている「状況・心理・行動」のうちのある要素(複数の場合もある)が、変化することによって、他の要素が変化する。例えば次のように。
状況変化→心理変化  雨がやむ→心が晴れ晴れする
状況変化→行動変化  大きな音がする→とっさに耳を塞ぐ
(通常は心理変化を介して行動変化をおこすので、典型としては心理変化を介さない反射的な行動変化を挙げた)
行動変化→状況変化  ドアを開ける→冷たい風が吹き込む
行動変化→心理変化  背伸びをする→心が晴れ晴れする
心理変化→行動変化  心が晴れ晴れする→原稿を書き始める
心理変化→状況変化  心が晴れ晴れする→この町もいいところだと思いなおす
(通常の人間にとって、状況が変化するということは、どういうことか。物理的に変化した状況を認識する場合と、いままで状況をそうとらえていたのに、こうとらえるようになったという価値付け・位置付けの認識が変化する場合である。前者は状況そのものが変化しているから、状況変化で問題はない。後者は認識の変化であるから心理変化とするのが妥当であるように思えるが、「状況は認識されてはじめて状況である。認識されていない状況は認識主体にとって状況ではない。」ことを考えて状況変化とする。特に、この「とらえなおし」による状況変化は、文学的文章を取り扱うときに重要であると考える)
野浪正隆氏「物語文の構成分析試案」

このように示された

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